歴史時代作家クラブ公式ブログ

現在活躍中の歴史時代作家が多数所属する文学団体です。時代文庫活性化を目指し、各社から出ている時代小説文庫等の紹介もします。初めにこちらをお読みください。→http://rekishijidaisakkaclub.hatenablog.com/entry/2014/08/01/105546

【速報】第3回歴史時代作家クラブ賞決定!

拝啓 

 緑眩しい薫風の候、皆々様にはますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。平素は当歴史時代作家クラブに多大のご支援ご協力をたまわり、厚く御礼申し上げます。

 さて、歴史時代文学の発展と新しい才能の発掘をめざして当クラブが創設した「歴史時代作家クラブ賞(四賞)」も、今年で3回目を迎えます。

 去る5月9日、新宿ルノアール会議室にて、選考委員ならびに関係者一同集まり、厳正に審査致しました結果、次のように決定致しました。

第3回歴史時代作家クラブ賞

①新人賞(2013年にデビューした歴史時代作家の作品が対象)

吉来駿作『火男』朝日新聞出版12月刊

寸評: 伝奇時代小説の面白さとバイタリティーに溢れているとともに、異形の人物の孤独と純粋さが胸を打つ。

【他の候補作】

篠原悠希『天涯の楽土』角川書店8月刊

三吉眞一郎『翳りの城』竹書房11月刊

中得一美『嫁の心得』リンダブックス9月刊

篠原 景『柳うら屋奇々怪々譚』廣済堂モノノケ文庫4月刊

②シリーズ賞(文庫書下ろし時代小説シリーズ作が対象)

*上田秀人「奥右筆秘帳」シリーズ・講談社文庫

寸評: 文庫書下ろし時代小説のレベルを引き上げる高密度の内容を、シリーズ完結まで保ち盛り上げた物語世界が高く評価された。

平谷美樹風の王国」シリーズ・ハルキ時代小説文庫

寸評: 全十巻刊行という当初の企画どおり、壮大雄渾な物語を書き切った作者の実力はまさに受賞に相応しいものである。

③作品賞(2013年に出版された歴史・時代小説が対象)

梓澤 要『捨ててこそ空也』新潮社8月刊

寸評:歴史資料に乏しい人物に確固たる造形を与え、すぐれた物語性をもって現代に蘇らせた筆力に脱帽する。

【他の候補作】

門井慶喜『シュンスケ!』角川書店3『かまさん』祥伝社5月刊(二作同時候補)

澤田瞳子『日輪の賦』幻冬舎3月刊

犬飼六岐『騙し絵』祥伝社10月刊

④実績功労賞

南原幹雄

寸評:40年来、時代小説の面白さを一貫して追求し、流麗な文体で表現してこられた強靭な作家精神に、今こそ学ぶべきものがある。 

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選考委員:三田誠広(作家・選考委員長)、菊池 仁(文芸評論家)、雨宮由希夫(書評家)、末國善己(文芸評論家)、森川雅美(詩人)、細谷正充(文芸評論家)、加藤 淳(編集者)

立会い幹事大谷羊太郎(顧問)、岳 真也(代表)、大久保智弘(監事)

 

 以上でございますが、第3回歴史時代作家クラブ賞授賞式&懇親会を6月13日(金)、東京神楽坂の日本出版クラブ会館にて開催する予定です。追ってご連絡させていただきます。

 尚、当クラブの文学賞は賞状授与による顕彰のみで、賞金および賞品はございません。

 よろしくお願い致します。

                      敬具

 

             歴史時代作家クラブ

             文学賞選考委員長(顧問) 三田誠広 

             代表幹事         岳 真也