歴史時代作家クラブ公式ブログ

現在活躍中の歴史時代作家が多数所属する文学団体です。時代文庫活性化を目指し、各社から出ている時代小説文庫等の紹介もします。初めにこちらをお読みください。→http://rekishijidaisakkaclub.hatenablog.com/entry/2014/08/01/105546

大河ドラマウォッチ「西郷どん」 第36回 慶喜の首

 今週も軽くツッコんでいこうと思います。
 新政府軍と旧幕府軍はついに激突します。
 砲声を聞き、西郷は目を開けて一言。
「こいでよか」
 先週に引き続き、コワいぞ、コワすぎるぞ西郷。
 戦況は新政府軍不利。岩倉具視が言います。
「あれの出番や」
 戦場での西郷はまさしく鬼のごとく。倒れてうずくまる兵を引き起こして叫びます。
「退くな。退いてはいかん」
 戦慄するほどのコワさです。弾の飛び交う中、仁王立ちする西郷。
 激戦が繰り広げられる中、新政府軍の背後に、見事な色彩の旗が現れます。岩倉の言う「あれ」とはこのことでした。「錦の御旗」です。その効果は絶大でした。逃げる旧幕府軍
 追い打ちをかけようとする西郷のもとに、信吾(錦戸亮)が賭け寄ります。これ以上の戦いをやめるように頼みます。必死で訴える信吾の首に、銃弾が飛び込みます。さすがに動揺する西郷。えーっ、ジャニーズが死ぬの? 事務所がよく許したな。えーと、史実ではどうだったっけ。
 信吾は相国寺に運び込まれます。医者ももう助からないと言います。西郷は戦を続けています。大阪城まで攻め込もうとしていました。
 場面変わってその大阪城慶喜は家臣たちと軍議を行っていました。慶喜は悲壮な決意で叫びます。
「余は戦う。余について参れ」
 喜ぶ家臣たち
 ところがその叫びは演技でした。慶喜は夜半に大阪城をこっそり抜け出し、船で江戸に向かったのでした。
 西郷は信吾の容態が悪いことを知らされます。見舞ってやってくれと頼まれます。西郷は信吾の元には行きません。御所に慶喜を討つ許しを願いに向かうのでした。
 江戸に着いた慶喜は、ウナギを食おうとしていました。しかしウナギと共に、勝海舟も入ってきたのです。ここで何をしているんです。と、身も蓋もなく問い詰める勝。
「戦に負けたのも、徳川の名を地におとしめたのも、みんなあんただ」。さらに勝はいいます。「あんたは徳川の恥だよ」
 場面は信吾の横たわる相国寺に戻ります。イギリス人の医者、ウィルスがやってきました。信吾の治療をします。ウィルスはほかにも、新政府軍の兵の命を大勢救いました。
 信吾は命を取り留めます。実はウィルスを京に呼んだのは西郷でした。信吾を見舞わぬ西郷でしたが、その命を心配していないわけではなかったのです。
 西郷は関東を征伐するため、江戸へ向け、京を出発することになりました。けが人たちを見舞い、今はしっかり体を休ませるように言う西郷。そこへ回復したばかりの信吾がやってきます。自分も江戸へ行くというのです。
「兄さあが何のために戦っておるのか、おいにはまだわからん。おいは最後まで戦って、兄さあの覚悟ちゅうもんをこん目で見届けたか」
 信吾の同行は認められます。やっぱりジャニーズは死なないんだね。そりゃそうだよね。事務所が許さないよね。
 慶喜は徳川の菩提寺である上野の寛永寺で謹慎していました。
慶喜討伐は天子様のご命令にごあんど」
 と西郷は追撃の手を緩めません。
 その西郷の元に、使者として山岡鉄舟がやってきます。勝からの手紙を預かっていました。山岡の命を賭した説得により、西郷は勝に会うことになりました。
 江戸まで近づいた兵を留め置き、西郷は江戸に入ります。そして生島の手引きにより、天璋院篤姫と会うことになるのです。というか南野陽子の老け役にびっくり。こんなことしていいんだ。これも事務所の力ということか? 
 生島の案内で、西郷は江戸城に入ります。チリンと鐘の音がして篤姫が振り返り、一言。
「まっておったぞ、西郷」
 こよいはここらでよかろうかい。